3DプリンタでTPUフィラメントを使ってみました

やわらかものが作りたくて軟性樹脂の
TPUフィラメントで遊んでみました。

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(ありがちなスマートフォンカバー)

しかしあまりweb上で情報がなかったので備忘録もかねて

買ったのは
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00TI3JUTM/ref=oh_aui_detailpage_o06_s00?ie=UTF8&psc=1
安かった

\3750/kg と一般的なABSフィラメントと同じくらいの価格なので遊びにはよいかも



■出力してみて
flash forge社のDreamerという機種で出力してみました。

この機種にはflash printというスライサーが同梱されており、ver3.13から軟性樹脂にも
対応しています

というわけで素直に軟性樹脂を選択し、出力します。
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失敗しました。
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ぺらいね

出力の途中でフィラメントが出てこなくなったようです。

フィラメントを見てみると途中で太くなってました。
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これは詰まります。

吐出部の熱が伝わって、柔らかくなり、フィラメントのテンションに押されて
太ったのかなと思います。

なんで
(1)スピードを速くしちゃって、太る前にどんどんフィラメントをどんどん送ってしまおう
    プリント速度:20[mm/sec]→80[mm/sec]

(2)温度を下げて太らないようにしよう
吐出(ヘッド)温度:220℃→200℃
*温度を決めるあたり、こちらの射出成型のノズル温度を参考にしました>http://www.miractran.co.jp/images/miractranProsess.pdf

を試したところ、どっちもいけました。

速く、温度低めがポイントか


■出力後
甘い匂いがします
ABSより強烈です。

1〜2時間くらい匂ってました。

好きな人は好きな匂いですね。


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■結局、どうなの?

折り曲げても、壊れないのには感動します。

伸びる、曲がる性質を利用して、
スマートフォンカバーや時計のベルトなど作るのには適すかなと。

ただ、見た目のゴムっぽさに反して、つるつるです
摩擦はABSと同じくらいですね

弾性を利用してばね作ったり
靴底作ったり
夢広がりますね

おわり